広告バナーはどう作る?抑えておきたい3つのこと
先日、WEBサイトに載せる「広告バナー」の話が出ました。
「どう作ったらいいのか、どんなバナーがいいのか」という内容です。
WEB記事や動画サイトの「アイキャッチ」「サムネイル」にも通じる部分だと思うので、話に出てきたことをまとめておきます。
「バナーを作る」とはデザインの話のようでもありますが、そもそも「効果のあるバナー」について考えると、マーケティングの視点も必要。
この記事では、バナーを作るときに気を付けたいことを、その役割とともに紹介していきます。
アイキャッチ、サムネイル、バナー、どう違う?
広告バナー、サムネイル、アイキャッチ…といろいろありますが、今日は主に「広告バナー」の話です。
まずは、それぞれがどんなものなのかを確認しておきましょう。
1)アイキャッチとは?
「アイ(eye=目)」を「キャッチ(catch=つかむ)」のが、アイキャッチ。
相手の視線をひくための画像です。
上は、このサイトに掲載している記事の「アイキャッチ」。このように一覧に並んだときに記事ページのタイトルと一緒に出てくる画像をいいます。
私は、商用OKの写真サイト(写真AC)のものを使うことが多く「記事の内容に合いそうな画像、あるかな」と探して使っています。
2)サムネイルとは
サムネイルとは、アイッキャッチを縮小した画像というイメージ。「親指の爪」を指す「Thumb nail」という言葉がもとになっているようです。
上は、YouTubeのホーム画面。
一番右(ちょっと切れていますが)のサムネイルと見ると、文字もなにもないのがわかりますよね。
サムネイルを設定しないと、動画のスタート時の画像が表示されるだけ。
この動画がどんなものなのかを、ぱっと見てわかりやすく表示するのがサムネイルです。
3)バナーとは
バナーは「旗」や「のぼり」という意味があります。
Webサイトでのバナーとは、ほかのページへ進む、あるいは紹介するために設置する「のぼりや看板」というイメージです。
同じWEBサイトのなかで移動しやすくするバナーが「サイトバナー」。
今回お話するのは、広告枠に掲載して自社や商品などを紹介するための「広告用バナー」です。
広告バナーの役割を確認!
広告バナーは、デザイナーさんにお願いするのがラクだし、プロの作るものはやっぱり違う。とはいっても、時間や費用面から自社で作成する、という人も多くいらっしゃいます。
その場合、抑えておくべきことは「広告バナーの役割」です。これ、大事。
広告バナーには「のぼりや看板」の役割があることを、忘れちゃダメです。伝言板のようにすべて書けばいいのではなく「ん?行ってみようか」と思ってもらうことが大切。
バナーには「のぼりや看板」の役割を持たせる必要があります。
全部伝えなくていい。
まずは、広告バナーをクリックしてもらうこと。
広告バナーの役割は、そこにあります。
広告バナーを作るときのポイント3つ
バナーの役割の最初に一歩は、クリックしてもらうこと。
もちろん、そこから目的のアクションに繋がるようにしておく必要はあります。
今回は「クリックしたくなる広告バナー」の3つの特長をお伝えします。お役に立てるとウレシイです。
1)キャッチコピーがわかりやすい
広告バナーには「キャッチコピー」を入れます。
同じ画像で、キャッチコピーの異なる2枚で比べてみましょう。
1枚目がこちら。
ホームページに関する仕事の依頼がほしい…と考えるWEBデザインオフィス(仮)のバナーです。
「思いをカタチに」…の思い・考えは、おそらくたくさんの人が持っているもの。
言い換えると、どんなお店・会社・職種・事業にも置き換えることができて…実はあまりお勧めではありません。
2枚目がこちら。
わかりやすく「納期が短い」「低料金プランもある」と、メリットを端的に書いただけです。
キャッチコピー、といわれるとちょっとおしゃれな感じにしなくては…と思ってしまうのですが、そんなことありません。
捻りすぎると、トンチか大喜利のようになってしまいます。
「キャッチコピーをわかりやすく」とは、バナーを見た人が、瞬時にどんな「いいこと」があるか、想像しやすくすることです。
2)共感が持てるバナー
バナーの役割は「クリックしてもらうこと」にあります。
どんなときに人はクリックしたくなるのか…というと「あ、わかるわ、それそれ」と思ったときや、ちょうど自分が知りたかった、ほしかった、関心があったバナーに出会ったときでしょう。
上のホームページ作成のバナーなら、ホームページを作ることに興味や関心を持っている人や、WEBデザインのことを調べたい人(競合する人も含めて)が見たときに、クリックしたくなるように考えます。
つまり「うちのお客さんになってくれるのは、どんな人か」を想像して、バナーを作ることも大切です。
3)インパクトがあること
もう一つ、クリックしてもらいやすいバナーの特徴が、インパクトがあること。目を引くビジュアルは、広告バナーに必要な要素だと考えられます。
色の対比もそうですが、ものの大きさの差を際立たせるのも「ん?」と目に留まるかもしれませんし、おいしそうな食べ物なども反応が良さそうです。
人物や、笑顔の写真も目を引くと言われています。
その際気を付けたいのが、クリック先の情報とバナーから受け取る情報が離れすぎていないこと。
インパクトがありクリックされることと、望んでいるアクションに繋がるかどうか(注文や問い合わせがあるなど)は、必ずしも一致しません。
バナーとリンク先の情報がうまく繋がっていることも、大切なポイントです。
「なんの広告?」がわかること
「こういうバナーがいいよねぇ」と、話をしていたときのことをまとめてみました。
ご自身でバナーを作る機会の参考になれば、うれしいです。
最後に、ちょっと付け足しを。
バナーのなかには「店・会社名」などもお忘れなく。
WEBで展開しているサービスでないのなら、所在地もぜひ。
そして、リンク先のページは「バナーの情報」がわかる内容になっていることも大切です。
クリックする人は、バナーを見て「え、それ、知りたい」と訪問することを忘れないようにしましょう。
「CANVA」で作るのも楽しいです
バナーもそうですが、アイキャッチやサムネイルを作るとき「canva」というアプリを使うと、テンプレートに必要なことを入れていくだけで、おしゃれな画像ができるので、オススメです。
スマホアプリもありますが、作業をするならPCでも。
試してみては?
【canva】アプリページ