2015-05-26

商品・サービスをPRする時に大切で簡単な2つのこと

「店のPR記事を書いて下さい」
「この商品を売るための文章を作ってほしい」

お店や、商品・サービスを知ってもらうための文章について、様々な方からご依頼やお問い合わせをいただきます。細かく商品・サービスのことを書いて下さっている場合もあれば、そうでない場合もあります。

もちろん、どちらの場合も大丈夫!
メッセージオフィスfuwariへのご依頼は、きちんとヒアリングや取材をしますので、心配いただくことはありませんよ!
むしろ、それができないから「ヘルプ-!」と呼んで下さってるんですよね。
張り切ってヒアリングに参ります(笑)。

さて、今回お伝えするのは、
黒板にPRする時大切なことの文字

「商品・サービスをPRする時に大切で簡単な2つのこと」です。
「大切なこと」は、2つどころかもっとたくさんあるのですが、今回挙げる2つというのは、
「大切なことなのに、忘れがちな」2つのこと・・です。

しかも簡単なことなので、ぜひぜひ覚えておいてほしい2つです。
ホームページ用文章でもチラシやパンフレット用の文章でも、共通して言える内容ですので、意識しておくと、ご自身でホームページを更新したり、営業ツールを作るときに役に立つと思います。

では、事例をあげながら話を進めていきましょう♪

英会話教室「ふわふわ英語スクール」さんというところから、
「新しいクラスを作ったので、チラシでPRしたい」と相談があったという事例です。

【始めに「商品・サービスの特長を書き出してみる」】
【大切なことの1つめ「ゴールを設定する」】
【大切なことの2つめ「ベネフィットを伝える」】
【PRする時に大切なことのまとめ】

この4つを順番にお伝えしていきます。

※今回はPRする時に大切で、忘れがちなこと2つに焦点を絞ります。
ターゲット設定などは省きます。

始めに【商品・サービスの特長を書き出してみる】

英語スクールの教師イラスト1

ふわふわ英語スクールでは、日常生活で使える英会話のクラスがあります。
新しく作ったクラスについて、ふわふわさんはこう話します。

「ビジネス英会話のクラスを、仕事で英語が必要という会社員向けに作りました。
講師は、アメリカでABC技術カンパニーの元副社長!
もちろん日本語もペラペラですが、授業で使うのは英語のみ!
アメリカの有名大学でも使われている教科書を元にしたテキストを電子書籍で利用。
少人数制で、1コマ2時間。週に1コマ~5コマまで選んで受講できます。さらに・・・・」

ふわふわさんのマシンガントークは、止まりません・・・・。
伝えたいことがたくさんあるようですが、一度ここで
PRしたいクラスについて、その特長を書き出してみましょう。

■ビジネス英会話のクラス
■仕事で英語が必要なビジネスマン向けのクラス
■講師は、アメリカ有名会社の元副社長
■講師は日本語も堪能
■授業での会話は英語のみ
■アメリカ有名大学の教科書を元にしたテキストを利用
■テキストは電子書籍
■少人数制
■1コマ2時間
■週に1~5コマまで選べる

・・・と、こんな感じですね。

「そうです、そうです」とふわふわさん。
「それをチラシでPRしたいんですよ!お願いします!!」
ふわふわさんは、すべて伝えたからあとは頼む!という顔をしています。

PRしたい商品・サービスがあるとき、まずはその商品の特長をしっかり伝える必要があるので、ふわふわさんが伝えてくれたような情報は大切ですね。

「全部、伝えきった!」とすっきり顔のふわふわさんですが、
大切なことを忘れているようなので、確認していきましょう。

それが今回お伝えする「商品・サービスをPRする時に大切で簡単な2つのこと」です。

大切なことの1つめ【ゴールを設定する】

どんなに魅力的なサービスなのか、ふわふわさんの話を元に、チラシに盛り込んでいきたいところなのですが、

そのチラシで達成したいことは何か?

ということを、確認する必要があります。

大切なことを指す教師のイラスト

「それを読んだ人にどうしてほしいのか」
「どんな行動を起こしてほしいのか」
これらを考えることが、【ゴールを設定する】ということです。

なぜなら、
「資料を請求してほしいのか」
「体験教室に来てほしいのか」
「即、申し込んでほしいのか」

どれをゴールにするかによって、チラシに記載する内容のボリュームが異なってくるからです。

資料を請求してほしいなら、資料の請求方法(電話なのか、メールなのか、スクールに来てもらうのか)をしっかり伝えます。
体験教室に来てほしいなら、申込方法だけでなく、その開催日時や料金の有無なども必要ですよね。
チラシを見てすぐに申し込んでほしいなら、料金案内はもちろんですが、
「申し込む!」というハードルを越えてもらえるように、裏付けとなる情報、信頼できる情報を丁寧に記載しておきたいところです。

ゴールの設定によって、必要な情報のために割くスペースが異なってくることがわかりますよね。

このように、商品・サービスをPRする時には、ただやみくもにその特長を書くのではなく、きちんと【ゴールを設定】しておくことが大切です。
読み手にとっても、何を訴えているのかが明確になります。

では、【商品・サービスをPRする時に大切で簡単な2つのこと】の2つ目です。

大切なことの2つめ【ベネフィットを伝える】

これも、忘れがちなんですがとても大切なこと。

PRするときに大切なことの2つめ
「ベネフィットを伝える」ということです。

「ベネフィット」って聞いたことありますか?
ベネフィットとは、

「お客さんがその商品・サービスから得られるメリット」のことです。

「あぁ、商品の特長みたいなことですか?」とふわふわさん。
もちろん、お客さんはお金を払って商品・サービスを購入するわけですが、ちょっと違います。

例えば、新しくタブレット端末を買いにいったとします。

「このタブレット、新しく出たところなんですよ。
性能も良いし、画面も見やすいんです。
容量もバッチリなので、データの保存も気にせず使えます」と店員さん。

「んー、良さそうだなぁ。でもちょっと予算オーバーかなぁ」とお客さんがちょっと迷っています。

そこで店員さんは、
「このランクのタブレットの中では一番軽くて持ち運びもラクラクです」と一言。

これを聞いたお客さんは、
カフェでスッとバッグからタブレットを取りだし、サクサク検索をする姿、
電車の中で、スマートにメールチェックをして仕事を片付けていく姿を思い浮かべて、ワクワクしてきました。

重いノートパソコンをよっこらしょ。。。と抱えるいつもの姿は、もうどこかへ行ってしまっています。

この違い、わかりますよね。
このお客さんは、「タブレット」を買うのではなく
「タブレットを携帯して、場所を選ばずに仕事をこなす効率の良さ」を買うのです。

その商品・サービスによって自分が得られるメリットが、「ベネフィット」です。
「ベネフィット」こそが、お客さんが困っていることを解決してくれるものなのです。

ですから、ふわふわさんの新しい英語のクラスについても、
「そのクラスを受けることでどんなメリットがあるのか」
「そのクラスを受けると、どんな自分になるのか」
を、伝えておく必要があります。

一つの商品・サービスに対して「メリット」は複数考えられることも多いと思いますが、その時の目印となるのが「ターゲット設定」です。

ターゲットをしっかり絞っておくことで、
どんな課題を抱えているのかが見えてきますから、それに対してのメリットを伝えていけばいいのです。

【PRする時に大切なことのまとめ】

チラシでもホームページでも、
自社の商品・サービスをPRしていく時に、その特長についてしっかり伝えたい!と誰もが考えます。

今回お伝えしたのは、
PRする側が、PRしたい商品・サービスへの思い入れが強くなり、忘れてしまいがちになる大切な2つのことでした。

【ゴールを設定すること】
【ベネフィットを伝えること】

この2つが明確になっていると、どんなふうにPRしていくかを考える際にスムーズに進みます。

チラシやホームページを作る最初の段階で、おそらくなんのために作るのかは考えていたはずです。それがブレなければ、「ゴールの設定」も難しくありません。

ターゲットの設定をしっかりしておけば、どんな困り事を解決したいのかが想像しやすくなります。

ですから、この「大切な2つのこと」は、決して難しいことではないんですよ。
ただ、わりと忘れがちになるなぁと感じる2点なので、意識して覚えておくといいですね♪

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できるだけいろんな方のお役に立てる企画をと考えています。

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