「メッセージ」制作をしていたころのお客様から
メッセージオフィスfuwariの主な業務は、
「取材」「インタビュー」「文章制作」の三つ。
紙媒体用とWEBサイト用の文章を作るための取材・インタビューをして、適した文章を作ることをしています。
けれど以前、メッセージオフィスfuwariを起ちあげたころは
「取材」「インタビュー」がどちらかというと「ヒアリング」というものに近くて、それを元に
【大切な人へ伝える文章(メッセージ)作成】をしていました。
作った文章(メッセージ)を小さな本作って「メッセージブック」という商品を作っていて、お誕生日や大切な記念日、感謝の気持ちを伝えたいという時にと、お客様からご依頼をいただいていました。
メッセージブック制作でのお客様
数週間ほど前のことですが、
前にメッセージブック制作をご依頼くださったお客様から、突然のご連絡がありました。
その方がご依頼くださったメッセージブック制作では、
ヒアリングのあとのメールでのやりとりも頻繁におこなっていて、私ももちろん試行錯誤でたくさんの時間を費やしましたが、そのお客様ご自身もとても熱心に対応して下さいました。
とても心に残ったメッセージブック制作だったのです。
突然ご連絡をいただいたのは、
「そのときのお礼をちゃんと伝えていなかったことが心残りだったから」とのこと。
確か・・・・・、メッセージブックを作ったのは2,3年前。
そのときからずっと心にひっかかっていたというのです。
「あの時、丁寧に対応してもらって、私もやりきった想いがありました」とのこと。
「メッセージブックのヒアリングの中で、伝えきったというか、五宝さんに聞いてもらったことでたぶんスッキリしたんだと思うんです」と、その頃情熱を傾けていた活動も少し落ち着いて、今は新たなことにチャレンジしているというのです。
メッセージブックではないけれど、似たような「表現するもの」を作っていて、ワークショップを開催したりもしているそうです。
「本当に偶然に『メッセージブック』に出会って、五宝さんに話を聞いてもらって、自分の気持ちを形にできた。あの時のことがあって、今の活動になってる」と話して下さいました。
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「聞く」ということ
メッセージブック制作でも、今の業務である「取材」「インタビュー」「文章制作」でも、ご依頼を受け、期日通りに納品し、そこで少しホッとします。
「ありがとう」と言っていただけると、もう一度ホッとします。
それでも自分自身、満足のいく部分もあれば反省するところも毎回あります。
「反省するところ」は、「次こそ!」という思いになったり「まだまだやるべきことがある」と気持ちを引き締める機会になっています。
納品し終わっても、「ホッ」とするのは一瞬だけなんです。
今回、ずっと以前にご依頼下さったからからメールをいただいたことは、自分でもびっくりするほどウレシイことでした。
覚えていてくださったこと、
気にかけてくださっていたこと、
そして、そのことをきっかけに新しいトライをスタートさせていることを聞き、ようやくホッとできたような気持ちでした。
お仕事をうけた方とのことは、やっぱり忘れません。覚えているものです。
ですから、その方のことやメッセージブック制作での出来事も、ふとしたときに思い出すことはありました。
少し時が流れても思い出していただけるということ、
一方通行でない気持ち、というのはウレシイなぁと感じた出来事でした。
さて、その方は遠い北の国にお住まいで、ちょうど用事があるのでと関西にいらっしゃっていて、ほんの少しでしたがお会いすることができました。
今、メッセージオフィスfuwariではメッセージブック制作はしていないこと、取材・インタビューをして文章を作っていると伝えたとき、
「五宝さんは『聞く人』ですもんね」と言ってくださいました。
メッセージブックを作っていたときと今、
「お客様」になってくださる方の背景は少し異なりますし、納品の形も異なります。
けれど、私は「やっていることは変わっていない。土台は一緒」という思いがあります。
「五宝さんは聞く人だから」という、その一言も私にはとても嬉しい言葉でした。
私は、お仕事をさせていただいた方・会社のことは忘れません。
そしてお仕事をさせていただいたとき、私は「人」に恵まれてるといつも感じることができます。
本当に、ありがたいことだと改めて感じました。
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