「買いたい」のスイッチを入れる商品・サービスのPR方法セミナー
多くの商品やサービスが出まわり、モノや情報であふれている現在、お客様が商品・サービスを選ぶ基準って、なんでしょう?
商品やサービスの内容、スペックを光らせることはもちろん大切。そして、それらをきちんと情報発信していくことも大切です。
では、商品・サービスの特長をきちんと情報発信していけば、お客様に選んでもらえるでしょうか?
少し前になりますが、
「買いたい」のスイッチを入れる商品・サービスのPR方法というセミナー(豊中市主催)が開催され、少人数でのワークショップをしてきました。
お客様に「買いたい」「頼んでみたい」と思ってもらうPR方法として注目されている「ストーリーテリング」について考えてみるセミナーです。
商品・サービスについて情報を発信?
素晴らしい商品・丁寧なサービスを作りだし、それをターゲットとなるお客様へ伝えるために、情報を発信し続けることはとても大切です。
例えばA社が
「ペットボトルを使ってA4サイズの書類が入るバッグを作りました!」と情報発信をするとします。
するとB社が
「ペットボトルを使って、A4サイズの書類が入る、15センチのマチをつくったバッグができました!」と情報を発信。
今度はC社が
「ペットボトルを使ったバッグの軽量化に成功!驚きの50グラムですよ!!」と情報発信しました。
どれを選びましょう(笑)。
A社「A4のサイズが入るんですよ!タブレット専用のポケット付きで耐久性も抜群です!」
B社「A4の書類が入ってマチが15センチ。継ぎ目なくこのサイズにしたのは、業界初なんですよ!」
C社「ペットボトルを使ったバッグは今まで80グラムでした。50グラムのバッグはペットボトルをいかに薄く加工するかに挑戦した驚きの商品です」
「サイズと重さがこれぐらいで」と元から考えていた人は、さっと選べそうですが・・・。
お客様が商品・サービスを選ぶ基準となるものは?
ペットボトルのバッグがあるのかどうか、ニーズがあるのかどうかは置いておくとして。
お客様に商品・サービスを選んでもらうために、上の事例で3社が発信している情報は3つ。
A4だ、何センチだ・・・
80グラムだ、50グラムだ・・・
継ぎ目のない・・・、薄く延ばす・・・
どれも、心血注いで開発した商品の優れた点です。
もちろん、それを発信していくことは大切です。
(特に数字で示されれば、誰が見ても同じように認識されますから)
けれど、もう一歩。
「このバッグを使うことで、アナタはこうなります」
「このバッグを使えば、アナタのこの悩みが解決されます」
A社「A4サイズの書類が入るバッグです。せっかくもらったパンフレットなのに、折らないとバッグに入らない・・と困ったことってありませんか?」
B社「会社に行く時、お弁当を書類ケースと別に持って行ってたというアナタ!荷物は一つに、日傘を差すのも楽々スムーズになりますよ」
C社「化粧ポーチにタブレットに充電器。ショーウィンドウに写る姿が、バッグの重さで傾いてたってこと、ありませんか?」
「あー、そうそう。それなんですよね~」みたいなことが、お客様の中で生まれると、商品・サービスを選んでもらえるチャンスが増えるわけです。
「お客様に商品・サービスを選んでもらうためのPR方法」というのは、商品・サービスのスペックや詳細を正確に伝えるとともに、「あー、そうそう、それ!」と思ってもらうこと。
お客様に「共感」してもらえるように情報を発信することが、大切です。
・・・というようなセミナーで、当日は約2時間の中で、実際にワークも入れて参加した皆様に実際に自社の商品・サービスについて考えていただきました。
話を聞いて「おぉ、なるほどー」と思っていただけることもウレシイ。
さらに実際に手を動かしたり、考えをシェアしながら「体感」してもらえると、実際の仕事の中で役立てていただけるかなぁと思っています。
一回のセミナーで何かが劇的に変化する!という魔法の杖はありません。
でも、続けることで絶対に変わってくるんですよね。見えてくるものもあるし。
そういうわけで、実際の行動を続けていくきっかけになるように、とワークを取り入れてセミナーをしています。
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